初めにラルコバレーノ(L’arcobaleno)というメーカーについてですが、東京とイタリアにオフィスを構える「エンメ株式会社」によって2008年に立ち上げられたファクトリーブランドです。
ラルコバレーノは革小物をメインに展開しており「デザインは日本人のデザイナー」「生産は一貫してイタリアの工房で行われている」といった、他にはないユニークな運用を行っています。
日本人特有の細部にまで行き届いた綿密なデザインと、イタリアの職人のハンドメイドによって実現する高い品質から、多くの有名セレクトショップで扱われている実績もあります。
その中でも近年ブームとなっているミニマルな財布(スマートウォレット)はラルコバレーノの中でも人気の財布となっており、他のブランドに比較して、色のバリエーションの多さと有名セレクトショップの別注の多さも魅力です。
種類が多くて全ては載せきれませんが、何個か上にリンクを貼っていおきます。
今回は、その中から、実際に使用しているゴートレザー(やぎ革)のものの感想をお届けしたいと思います。
使ってみて良かったところ
横12cm、縦8.3cm、厚みも何も入れていない状態で0.5cm、カードを3枚差し込んでも1cm程であり、手のひらにおさまるほどすっきりとしたサイズで男性のズボンの前ポケットにも楽々収めることができます。もともと持ち歩くカードが少ない人にとっては、これぐらいすっきりしている人がちょうどよく、財布のためにカバンを用意する必要もないため、この財布と携帯だけポケットに入れて、手ぶらででかけられます。
最初はキャッシュレスな生活を考えていましたが、私の住んでいる地域では、意外とカード払いができないとか、現金の引き出しが必要とかということもあり、財布はどうしても持ち歩く必要がありました。そのなかで、無駄なものを持ち歩きたくないけど必要最低限のものは念のため持ち歩く必要があるという人にとっては、最低限のカードとお札と小銭の全てをコンパクトにまとめることが出来る財布は非常にストレスが軽減されるように思えます。
入れることのできる容量については、
- カード室×3
- コイン室×1
- フリーポケット×2
となっていて、フリーポケットには二つ折りのお札やレシート、追加のカードを入れることができます。革が柔らかいので、お札も2つ折りで10枚ははいりますし、その横のポケットにも追加のカードを3枚は入れることができます。
また、カード室は3枚ですが、下の写真のように1枚挟む形で4枚入れることができました。
小銭入れもカード室の裏側にあります。こちらもマチがあるので小銭を入れて膨らんでも問題なく治ります。チャックも丈夫ですので、5年は使っていますが、故障するということも全くありませんでした。
使ってみて悪かったところ
あえて言うなら、使い方のせいではありますが、カード・小銭・お札のそれぞれが多すぎると入れられなくなります。それぞれをコンパクトな量に抑えることができる方には問題ない点ですが、現金が必要なことが多い・ある程度の枚数のカードを持つ必要があるといった人にはコンパクトに抑えきれないかと思います。
私の場合はサブの財布としてカードケースを持ち対応しています。
メンテナンスのついて
メンテナンスは月に1度くらいの頻度で、馬毛ブラシで誇りを落とし、革用クリームを塗り、豚毛ブラシで余分なクリームをとり、最後に布でふきあげればより長く綺麗に使っていくことができます。
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